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中小印刷業のための、オンリーワン戦略考 (2012/1/30)
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●302号 印刷の自動組版
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自動組版という言葉を認識したのは、シンプルプロダクツの平田社長だったように記憶している。もう20年も前の話です。
東レの組版機へのPCデータからのコンバータを作り、AUTOCADでプログラムを作り、シンプルの始まりの時代でした。WAVEの初期の時代です。
DTPの前で、手作業でしか、組版機(当時250万から500万)は扱えませんでした。その常識を破る当時の最先端が、平田社長だと思います。対東レ・モリサワ・写研と、当時の電算写植機へのコンバータの開発と、印刷システムの開発・販売で成長していった会社です。
富士フイルムにシンプルプロダクツを売ってしまい、また違う視点から自動組版の世界を築き挙げています。
多くのことを学ばしていただきました。WAVEの中間ファイルであるSPFというファイル構造を(開示)教えていただき、DBVからそのSPFを直接プログラムで書くという仕組みに挑戦し、○○団体名鑑の3500ページになる組版をこれに適応させ、DBからSPF→コンバートしてフイルム出力という流れにより、大手印刷業の大型機での作業を、ちんけなPC5台でFD処理を分散させて(当時の先端処理です。HDのなかった時代です)一人でフイルム出力したことを思い出します。
そんな経験があったから、今のインデザイン+VBによる自動組版システムの開発に、躊躇なく挑戦できのだと考えます。
その中で、年賀状システムは、当時から始まり、10数年続きました。富士フイルム系の写真年賀状の名入れ部分のフイルム作成が仕事でした。これもフイルムではなくデジタルデータ渡しにニーズが変わり、採算合わずに撤退したのです。
数年切れたのですが、ここ数年は、PODを使った4面の官製はがきに出力する方式でのシステムに従事しています。これもインデザイン+スパイシーリブラでの開発により組版部分を構築しました。数人のチームによる開発です。加えて、企業名刺システム・POPシステムと、自動組版の仕組みは、多方面に展開してきています。
これも、一気ではありません。序々に増えていくのです。営業がシステムを見て体感して初めて、お客様に提案できるのです。「何ができるか」がわかると、営業できるものです。こちらから、こうすればという提案しても乗ってきません。数年先には、花咲くものと気を長くしていますが、お客様への提案ができなければ、話になりません。
インデザイン+スパイシーリブラもしくはVBによる自動組版システムは、誰でも使える道具ではありません。
導入し、効果が現れるのは、インデザイン組版の知識+プログラム技術を持った人がひとりいるかです。まずは1人からです。自社の受注している仕事の生産効率を上げるには、どうすればいいのか。
この疑問を、持てるかです。現状に満足している人の住める世界ではありません。日々興味津々で生きている人・印刷の手作業DTPに没頭しない人=「単純作業の繰り返しをもっと早くできないか」と考える人。そんな人たちが、人生の生きがいとして考えてもらいたい。これが自動組版の世界です。
奥が深いし、幅広い案件が適応対象です。もっと言えば、大手印刷会社が、大型機で運用している組版仕事すべてです。大凸をのCTP系の仕事すべてです。リクルート社の情報誌系もあります。旅行会社の施設ガイドなど14誌もそうです。
これらの組版が、インデザイン+VBの世界で、スパイシーリブラで実現できます。
パターンがある仕事であれば、写真・図形・フォントを駆使して自動組版の仕組みができます。
エクセルのVBAで少しずつ自動化をはかればいいのです。
その少しの実績が、自信になり次へとつながります。
エクセルVBA
アクセスVBA
インデザインのスクリプト言語VB
イラレのVB
フォトショップのVB
PDFのVB
と、VBによる自動化はJAVAスクリプトとあわせてアドビの組版ソフトのスクリプト言語体系を構成しています。
知らない間に、MSのVB・VBAそしてADOBEのVBとプログラム言語体系は、われわれ印刷の自動組版を行っているものには、分かりやすいものになりました。
インデザインもCSになり、CS5.5の時代です。ますます組版の自動化を、はかれるようになってきています。
若い人には、いい時代です。VB+組版知識で、社内1番になれます。処遇は、良くなるのは当然です。
c++とかデルファイとか、自動組版への適用には、難しいと思われる言語は、さておきまずは、VBAでエクセルを制覇してみれば、次はインデザインのVBスクリプトです。これを手にできれば、自動組版屋の仲間入りです。
この自動組版の世界も、常に進化を期待される領域です。PCが変わる。ネット環境もかわる。最近は、ネット環境がどんどん様変わりです。アップローダが入り、1Gまでのデータが転送できます。メールもGメールにして、スマホでも見れるようになる。
これら新アーキテクチャーの創造は、今後も続くだろう。それによりビジネスの価値観も変わる。スピードがますます速くなります。
この自動組版システムは、すべてが革新です。維新です。前に進むしかない。ユーザのニーズがどんどん進化します。国内だけでなく、グローバルな動きまで進化の対象です。
最近感じるのは、えらい時代の変化の時に生を受けたもんだということです。
PCの創造と進化。インターネットの創造と進化。デジタルの進化はほんの、70年のことです。
団塊の世代も還暦を超え、年金生活者も増えていきますが、ここ数十年で試して使ってきた印刷系の情報処理は、ほぼインデザイン+αに集約されてきています。
そして、印刷系のシステム構築もインデザインを中核に今後も進化するものです。
面白い時代を、供に生きていると思いませんか
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編集雑記
「中小印刷業創業のための、戦略考」
発行責任者:土田 文利
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