2012年01月29日

●302号 印刷の自動組版

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中小印刷業のための、オンリーワン戦略考 (2012/1/30)
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●302号 印刷の自動組版
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自動組版という言葉を認識したのは、シンプルプロダクツの平田社長だったように記憶している。もう20年も前の話です。
東レの組版機へのPCデータからのコンバータを作り、AUTOCADでプログラムを作り、シンプルの始まりの時代でした。WAVEの初期の時代です。
DTPの前で、手作業でしか、組版機(当時250万から500万)は扱えませんでした。その常識を破る当時の最先端が、平田社長だと思います。対東レ・モリサワ・写研と、当時の電算写植機へのコンバータの開発と、印刷システムの開発・販売で成長していった会社です。
富士フイルムにシンプルプロダクツを売ってしまい、また違う視点から自動組版の世界を築き挙げています。
多くのことを学ばしていただきました。WAVEの中間ファイルであるSPFというファイル構造を(開示)教えていただき、DBVからそのSPFを直接プログラムで書くという仕組みに挑戦し、○○団体名鑑の3500ページになる組版をこれに適応させ、DBからSPF→コンバートしてフイルム出力という流れにより、大手印刷業の大型機での作業を、ちんけなPC5台でFD処理を分散させて(当時の先端処理です。HDのなかった時代です)一人でフイルム出力したことを思い出します。
そんな経験があったから、今のインデザイン+VBによる自動組版システムの開発に、躊躇なく挑戦できのだと考えます。
その中で、年賀状システムは、当時から始まり、10数年続きました。富士フイルム系の写真年賀状の名入れ部分のフイルム作成が仕事でした。これもフイルムではなくデジタルデータ渡しにニーズが変わり、採算合わずに撤退したのです。
数年切れたのですが、ここ数年は、PODを使った4面の官製はがきに出力する方式でのシステムに従事しています。これもインデザイン+スパイシーリブラでの開発により組版部分を構築しました。数人のチームによる開発です。加えて、企業名刺システム・POPシステムと、自動組版の仕組みは、多方面に展開してきています。
これも、一気ではありません。序々に増えていくのです。営業がシステムを見て体感して初めて、お客様に提案できるのです。「何ができるか」がわかると、営業できるものです。こちらから、こうすればという提案しても乗ってきません。数年先には、花咲くものと気を長くしていますが、お客様への提案ができなければ、話になりません。
インデザイン+スパイシーリブラもしくはVBによる自動組版システムは、誰でも使える道具ではありません。
導入し、効果が現れるのは、インデザイン組版の知識+プログラム技術を持った人がひとりいるかです。まずは1人からです。自社の受注している仕事の生産効率を上げるには、どうすればいいのか。
この疑問を、持てるかです。現状に満足している人の住める世界ではありません。日々興味津々で生きている人・印刷の手作業DTPに没頭しない人=「単純作業の繰り返しをもっと早くできないか」と考える人。そんな人たちが、人生の生きがいとして考えてもらいたい。これが自動組版の世界です。
奥が深いし、幅広い案件が適応対象です。もっと言えば、大手印刷会社が、大型機で運用している組版仕事すべてです。大凸をのCTP系の仕事すべてです。リクルート社の情報誌系もあります。旅行会社の施設ガイドなど14誌もそうです。
これらの組版が、インデザイン+VBの世界で、スパイシーリブラで実現できます。
パターンがある仕事であれば、写真・図形・フォントを駆使して自動組版の仕組みができます。
エクセルのVBAで少しずつ自動化をはかればいいのです。
その少しの実績が、自信になり次へとつながります。
エクセルVBA
アクセスVBA
インデザインのスクリプト言語VB
イラレのVB
フォトショップのVB
PDFのVB
と、VBによる自動化はJAVAスクリプトとあわせてアドビの組版ソフトのスクリプト言語体系を構成しています。
知らない間に、MSのVB・VBAそしてADOBEのVBとプログラム言語体系は、われわれ印刷の自動組版を行っているものには、分かりやすいものになりました。
インデザインもCSになり、CS5.5の時代です。ますます組版の自動化を、はかれるようになってきています。
若い人には、いい時代です。VB+組版知識で、社内1番になれます。処遇は、良くなるのは当然です。
c++とかデルファイとか、自動組版への適用には、難しいと思われる言語は、さておきまずは、VBAでエクセルを制覇してみれば、次はインデザインのVBスクリプトです。これを手にできれば、自動組版屋の仲間入りです。

この自動組版の世界も、常に進化を期待される領域です。PCが変わる。ネット環境もかわる。最近は、ネット環境がどんどん様変わりです。アップローダが入り、1Gまでのデータが転送できます。メールもGメールにして、スマホでも見れるようになる。

これら新アーキテクチャーの創造は、今後も続くだろう。それによりビジネスの価値観も変わる。スピードがますます速くなります。
この自動組版システムは、すべてが革新です。維新です。前に進むしかない。ユーザのニーズがどんどん進化します。国内だけでなく、グローバルな動きまで進化の対象です。

最近感じるのは、えらい時代の変化の時に生を受けたもんだということです。
PCの創造と進化。インターネットの創造と進化。デジタルの進化はほんの、70年のことです。
団塊の世代も還暦を超え、年金生活者も増えていきますが、ここ数十年で試して使ってきた印刷系の情報処理は、ほぼインデザイン+αに集約されてきています。
そして、印刷系のシステム構築もインデザインを中核に今後も進化するものです。
面白い時代を、供に生きていると思いませんか
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2012年01月23日

●301号 印刷と自動組版

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中小印刷業のための、オンリーワン戦略考 (2012/1/23)
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●301号 印刷と自動組版
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過去の話は、無しだ。化石の時代を語っても意味がない。
ほんの10年前と現在ではすでに、自動組版という市場は、様変わりです。
今(2012年1月)認識する自動組版のイメージは、インデザイン+VBによる本格的システムによる運用(業務管理系+自動組版+面付け)と、自動組版だけの利用には、システム化が容易な「スパイシーリブラ」という2本立てでの選択肢が、先端で運用しています。まだほかにも、バリアブル系のソフトは、存在しますが、使用するチャンスがありませんでした。
それと同時に、自動組版がらみで来る仕事は、この2つの手法で、すべてこなしてきた。
DM・POP・名刺・カタログ・チケットと、多種多用なバリアブル案件
複数の年賀状システム・名刺システムと、年々実績が増えてきています。
一方、自動組版の実現にXMLを用いて行う方法もあるが、なぜかそれらの道具を使用しなければできない案件が少なかった。そのためXML系の研究は進んでいません。どうやら、今いる会社に入る案件のうちXMLを利用してメリットがあるページモノの仕事が少ないことに起因するものです。
自動組版という印刷の分野での革新は、インデザインを中心に今後も進化していくと見たほうがいい。特に電子ブック・電子雑誌への機能拡張がバージョンアップしてきている。スマホとの連携など、今後使われるであろう新機能は、過去のアドビのマーケッティングは、今まで革新を提供してきています。グローバルな市場調査に基づく新機能の開発は、使うわれわれとしては、次世代のニーズであり、魁と見るべきです。
付属のスクリプト言語を利用しての自動化は、使う人間の技量による。単にVB・JAVASCRIPTが使える人では、インデザインのスクリプトは、使いこなせない。インデザインの機能・仕組みを理解しなければ、付属のスクリプトが使えないのです。
そのため、使いこなしている人口は、極端に少ないと思われる。
一方VB人口は、国内数万人いるでしょう。WINDOWSの人口の多さが、そうさせています。そのうちアドビのインデザインを学習する人は、極少数。
印刷系の自動組版となると、多くて国内で数百人ではないかと思われる。
興味を持っている人は、数千人と推定できる。
しかし、ここに大いなるチャンスが転がっている・隠れていると思いませんか。
インデザインを利用して組版を自動化する。この目的は、手作業での単純作業の繰り返しを、楽にさせるという単純な動機が、ベースです。
つまり、組版の手作業で苦しんだ人にしかわからない快感なのです。そのため、プログラムができる人が、インデザインを学習するのが一番の近道です。
できる人が少ない。需要が無いからではない。印刷系の仕事の多くの場面で、自動化の必要性を感じるか感じないかの差です。手作業しかやっていないインデザインの編集者に自動化を話しても「プログラムはちょっと」となる。手作業の繰り返しが如何にはやくできるかが、仕事なのです。
当然、その仕事の中に、自動化をすることで効率が良くなるとは、管理者が気づかない。
お互い気づかない同士なので、問題はないのです。
ところが、企業が変わり、そのプログラムができる人がいれば、作業効率が各段に、向上する。 儲からない仕事が、一番利益率が高くなるのです。これは、事実です。
たかが名刺ですが、ある企業の名刺の自動組版化をはかり日々10件程度作成するのですが、テキスト入稿→自動組版→インデザインで補正・校正→面付け→出力→断裁・梱包→発送と作業時間の合計は、1時間程度です。時給1.5万円の仕事です。
これを、手作業だけでは、3時間はかかります。時給5千円です。これでは、採算合いません。
かように、組版の自動化がもたらす利益は、生産効率を上げて儲からない組版を、儲かる仕事に変身させる可能性を秘めています。
ここに、印刷系自動組版の必要性ではなく、必然性が見えてきます。
既に、自動組版屋同士の戦い(営業)が始まりました。できるできないの話ではなく、自動化の付加価値での競争です。受発注・在庫管理・配送管理までの業務系とどう連携させ顧客を楽にできるかが、先端での競争です。
 インデザインがわかる人は、エクセルVBAから学習してみてはいかがでしょう。
 VBプログラマーは、インデザインを学習して、組版で何ができるかを理解して、インデザインのVBスクリプトを扱えば、自動組版の理解ができるでしょう。

還暦を過ぎても、この自動組版の世界は、進化続けていますので、気持ちは、30代と変わりません。スパイシーリブラとVB・VBAによる道具での自動化には、終わりはありません。

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2012年01月15日

●300号  バリアブルの進化 この6年 デジタル印刷の基本

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●300号  バリアブルの進化 この6年 デジタル印刷の基本
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メルマガ発行6年弱、毎週1回の発行でほぼ発行できました。
区切りよく、300号を迎えることができたのは、読んでいただいている約200名あまりの読者の存在です。最初からやめることなく、毎週受け取って読んでいただいていることは、感謝にたえません。
6年の間に、デジタル印刷の世界は、進化しました。カラーに関しても、6色インクでのカラー空間の表現は、CMYK+LC+LMと写真に近い色空間を創造しました。
一方、インクジェットも、染料インク・顔料インクから、オフセットでも先端であるUVインクを使用した最新型が、出たことで、厚手の紙・凹凸のある紙など、PODの苦手とする紙に、選択肢を与えるとともに、新分野を切り開いています。
ここに、カラーでは、6色使いで、UVにも対応できる時代に入りました。
インクジェット+染料は、染色の会社セイレンが、インクジェットを100台以上並べ、工場を形成。何をしているかといえば、ソフトデニムに花びらとか鳥の羽などの染色を施し、1点もののいわゆるジーパンの新しい世界を開発、ネットからのデザインの選定から発注までの流れを創造し、1本1.5万円程度で取引されている。インクジェット染料系の出力という規模の事業展開を行っています。
印刷業界では、UVインクでの市場が拡大しています。ミマキが300万円台のUVインクジェットを生産。今年度500台以上の販売計画を立てています。
新規事業の芽は、ここにあります。
紙だけでなく、石・金属・タイル・木材・フイルム・革などへの印刷が可能である点。
新規事業は、誰もやったことのないことです。
いわゆる印刷業の目では、気が付かないものです。視野を広げ、地場の産業と組み合わせることで、できることかもしれません。
1月に入りアメリカで、鉄くずを、コンテナを立ててクレーンで入れる方式を開発した人が、カンブリア宮殿に出てました。
たかが鉄くずですが、平済みよりもコンテナを立てていれることで、積み込み密度を上げる・コンテナを使うことで作業の標準化を図り、海外への売込み・鉄くず販売でグローバルを視野に活躍する。コンテナも、1台1台管理されていて、運輸効率(空での移動を少なくする)を高めている。管理コンテナが、1万台となると、それはコンテナ事業であり、巨大産業へと変身するものと考えられる。いやそうなる。管理コンテナが、鉄くずの素材としての価値を維持し、大手の買い叩きへの対抗策になる。中小鉄くず業の、ネットワークでの防衛策になるのです。
大手鉄鋼業は、鉄くずを大量に安く手に入れることで、製品価格との間の利益を享受してきたが、仕入れ価格がコンテナ業者価格で支えられると、買い叩くわけに行かない。大手の商売ができにくくなる時代を切り開いたことになる。
事実、台湾へ持ち込まれた鉄くずが、製鉄所に持ち込まれ、鉄骨材として再生される一連の流れは、紙のおがくず・チップに重なるものを感じます。
2012年1月での参考になる新規事業という視点からの2例でした。

印刷業という立場から、印刷を見ると、市場の縮小はいかんともしがたい。10年前ぐらいから序々に減少傾向はとまらない。商印分野でのマスメディアとしての使命は終わり、カタログの分厚いものは、電子化によりPCのメディアに変化した。出版物としての書籍も、本屋自体の数の減少、出版社の倒産・統合・M&Aと変化は続いています。
現状、同業者との生き残りをかけた価格競争は、大手にはかないません。ますますの市場縮小についていけない企業は、淘汰されるということになります。

では、市場傾向がそうだから仕方ないねという守りの姿勢でいると、ますますの閉塞感は、息苦しいものになる。
まずこの姿勢(守り)を変えないと、いけない。企業が存続する意義は、その存在を支える市場があるからです。必要性があるからです。そして企業は、成長させなければ楽しくない(苦しいだけ)ことになってします。
企業の本筋は、成長させる喜びが、企業活動の根幹だと思う。中小の企業の世襲は、この流れに沿うものは残るが、停滞することは、廃業へと向かう。ここ10年の印刷業者の変化を見るに付け、経営者の姿勢如何で、こうも変わるのかというのを目の当たりにしてきた。
倒産の憂き目は数多き中、逆に東京で、1色もので20億の売り上げを、4色を手がけ仲間仕事を増やして、80億まで伸ばした企業がある。
日経印刷です。着々と4色ものの仕事を増やし、平河工業を手本に、成長させてきた路線にかげりが出てくると、4色機を導入。変身を始めた。加えて後加工の工場を追加して作り、一貫した流れにより社内ですべての工程ができる体制を作りました。
これも、製本の外注を社内ラインにしたこと。4色ものの外注を社内でできるようにしたことと、どんどん内部での加工ができるように変えてきている。
ネットを利用した全国からの注文も受ける体制を作り、電子化へも果敢に挑戦しながら、成長させてきたことは、すばらしい。
同時期に、つぶれていった同業者は数知れず。零細印刷業は、都内はビルのオーナになり家賃収入で暮らせれば良しとしなければならない時代です。
そうなのです。時代の移り変わりは、既存の業態を不要とし、新しい価値を創造することで、ビジネスの波に乗れる。この時期をはずすと、衰退しかなくなる。
印刷も、ITによる影響を、もろに受けている。インターネット・ケイタイと進化する中、紙への印刷は、書籍・雑誌・新聞と発行部数は、減少し電子○○という名称が、盛んに使われだし、併走による紙離れを抑制策を実行している。
6兆円市場が、まだしぼみます。そして、業者も1万社を切ることが、当たり前のように言われだしています。
これも、生き残る業者は、単なる印刷業ではありません。社会が必要とする印刷サービスを提供するから生き残るのです。
単なる印刷業は、衰退します。コストはたたかれて、儲からない。
近くの製本屋さんは、仕事が激変。午前中で終わってしまう。他の印刷屋さんに、夕方から6時間のアルバイトです。
では、どんな業態が生き残るか。
それは、電子入稿+自動組版+後加工がワンストップでできる体制+受発注の電子化により請求書の発行すら電子的(データベース化)のできる仕組みが、一体となったシステムを、構築できるかです。 これがフルデジタル印刷の基本です。
いくら印刷が、できても業務管理・受発注管理が連動していないと手作業で効率が悪い。
少量だが、年間繰り返す。請求も煩雑になる。計算がめんどくさい。この管理に時間がかかりその人件費もままならなく。これがネックで手間がかかり過ぎ、管理で赤字では、本末転倒となる。ゆえに、管理もフルデジタルできなければ、意味がない。
この「管理と印刷のフルデジタル」これは、顧客はエクセルで、入稿データを作成。それを受けて、自動組版後、出力・断裁・加工・梱包・発送。これに併走して、請求書+発送伝票の発行と一体となった流れができることが、重要なのです。当然製品の在庫管理を含めての管理も含みます。
これら業務管理系も、昔はそろばん片手に、台帳につけという大福帳的管理から、請求内訳は、発注書と同じと、エクセルで集計した計算根拠を示す時代なのです。

ここら辺りが、生き残る必然性であると実感している。
300号、6年あまりにこの自動組版・デジタル印刷あたりの変化に視点を定めて毎週メルマガを発行してきた2012年1月16日現在いえることは、中小印刷業は生き残れないという現実です。生存競争に遅れないようにするには、まずは、エクセルを良く知る印刷屋になることです。デジタル印刷の元データは、エクセルがほとんど。バリアブルデータもエクセルです。そして、管理もエクセルです。
極論です。エクセルを扱えない印刷屋は、やがて廃業せざるおえない。なぜなら発注元が、データは、エクセルでしか作成しない。
なぜでしょう。それは、すでに会社の中の表計算ソフトはエクセルで決まり、エクセルでシュミレーションなり、マーケティングの計画を作成するのもエクセルしかない。
そうなのです。会社の業務は、エクセル無しでは成り立たない時代なのです。
これが実感です。
顧客であるある会社に相当に長けたエクセル使いがいて、マクロを使って、自動計算を仕込み、計画の基礎データの整備を、マクロ化している。繰り返して行う作業は、できる限りマクロを使い高速処理をしているらしく、来るエクセルすべてが、マクロの存在を示唆する。

ネットで VBA エクセルをキーにして検索しトップページを見てください。
VBAマクロを紹介するHPのカウンターが6000万件を超えている。
繰り返し見に来る人が多くいるのでしょう。
そして、印刷系で来る人ではなく、一般の人です。エクセルを業務で使う人の、入門編・マクロの入門と、若い人が次々と学習する。
その人たちが、顧客になるのです。この隠れた事実は、実際経験しているから容易に想像できます。そうゆう人たちが、リテラシーとしてマクロを操作して、印刷用入稿データ作成に利用されるのは、常識となるでしょう。
これが、時代の流れです。20年前では、考えられなかった事象です。会社での仕事の仕方も変わりました。すでに、エクセル使えることが、管理系の仕事の必須です。IT技術の普及と、高度化は、管理系の仕事に革新をもたらしたのです。
売り上げ分析+マーケッティング戦略+商品選択による仕入れ戦略+POP作成と流れる販売戦略は、PDCAのループに叶い、売り上げ増の王道戦略です。
この作業は、レジ情報の集計・新製品情報・販売シュミレーション・発注計画作成・POPの製作・店内配置計画と、大量の商品の扱いが、全店舗に及ぶ事業の流れです。
IT技術無しには、計画の作成も評価分析もできません。エクセル無しには、これまたできない膨大なシュミレーション作業の積み上げ作業。これをエクセルのマクロにより、5日作業が、5分でという作業量に変わります。前後のデータ整理を含めても1日で完了です。
かように、顧客サイドの業務管理は、ますます高度化と緻密さを伴い、それによるPOPの発注という行為も、複雑になっていきます。
この変化に、ついていける業者が、POPの仕事を取れるのです。
これも一例です。
エクセルが扱えて、自動組版(バリアブル)+POD出力機という一連の技術を身につける業者しか必要なくなる。
印刷系IT技術として
○ エクセル(VBA・マクロ)
○ アクセス(VBA)
○ インデザイン(VB)
○ イラレ(VB)
○ フォトショップ(VB)
○ アクロバット(VB)
と、多くのソフトに装備されている自動化の道具はVBなのです。
本格的なシステムは、これらのツールにより組み立てなくてはならないが、簡易的に即座に使えるバリアブルの道具として「スパイシーリブラ」をあげたい。
迅速な実現・お試しに利用すること毎日です。

6年の開発実務にあわせて、各ソフトも進化しています。考え方も進化します。進化させないと終わりです。
振り返ると、まだまだVBに関する学習と利用が遅れているように思う。
今年は、これらに挑戦し、新しいものを獲得する年になりそうです。








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2012年01月09日

●299号  一般会社のバリアブル 12

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●299号  一般会社のバリアブル 12
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2−2.会議支援:招待状作成・発送・招待者管理、資料印刷・案内送付・発送

旅行会社が主管する事業として企業のイベントが例として挙げられます。
保険会社の成績優秀者・代理店の表彰のイベントが代表です。まず企業での、予算作成・表彰対象者の選択→人数・表彰内容の確定・副賞の確定・調達→出席者の調整→名簿作成表彰者・出席者の確定→ホテル宿泊の有無情報→表彰者名簿データ+出席者名簿データ→20XX年○○表彰者名簿印刷(外注先に発注:300部)
招待状の発送(エクセル名簿データからラベル作成・バリアブル招待状の作成・FAXによるホテル宿泊人員の依頼書)
ホテルでの祝賀会のための名札作成(名刺大の用紙に、代理店名・氏名の記載)
などが、この表彰というイベントで準備される印刷物などです。
これらは、PODの業者に依頼すると、多くがバリアブル印刷での製作になります。はがき招待状印刷・宛名印刷(封筒)は、モノクロPODで対応可能なものが出てきています。この処理も、リブラによるバリアブル印刷で作成をするほうが、早くてきれいに仕上ります。
招待者の管理をエクセルで行い、最終出席決定データになったものから、スパイシーリブラにより席札を作成する。厚手の紙に印字すれば、見栄えのする席札が完成します。
表紙に別用紙を使い、見てくれを良くするには、オンデマンド印刷機により、表紙を印刷して、テープ製本・くるみ製本によりきちんとしたものになります。ただ、くるみ製本に関しては、オプションのくるみだけでは、最後の仕上げの3方断をしなければ、きれいでない。やはり断裁機のお世話にならないと、だめだと感じます。そのため、近くの印刷所(製本所)に頼んだほうが、安くて早くそしてきれいに仕上がります。しかし、各工程でのロス(破れ・欠け・汚れ)を考慮すると、1割は、余分に作らないと、完成品の数がそろいません。

これらイベントの準備・支援は、時間があるようですが、調整・変更の繰り返しで、関係者も多く、300人の招待者からの要望も多く、氏名の校正だけでも、最後まで変更が入ります。このイベントにPODがなければできない印刷です。バリアブル印刷の真骨頂です。




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2012年01月03日

●298号  一般会社のバリアブル 11

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中小印刷業のための、オンリーワン戦略考 (2012/1/2)
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●298号  一般会社のバリアブル 11
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明けましておめでとうございます。
21世紀に入り、12年経ちました。バリアブル系の印刷需要は、2000億を超え、ますます増加の傾向です。
ところが、印刷業界の凋落は、構造不況業種としての指定から、すでに15年になろうとしています。15兆円時代を夢見た時代は、バブルでした。2011年には、6兆円を超えていないのではというのが、現状です。紙というメディアから、スマホを筆頭に、電子メディアへの移行が、社会全体の傾向です。そんな中印刷業界はどうなるのか、ますますの市場縮小を、想定内に入れて、行動しなければなりません。
2015年から2020年には、事業所の数は、半数になる。これは、傾向として常識といっていいでしょう。
印刷系の事業で、現在の会社を運営するのは、大変な時代になっています。何かしなければ、売り上げが伸びない。社員の給与も払えない。そんな悩みは、どこももっています。業者半分の中に、いかにして残るか。それを考えるでしょうが、視点を変えてください。儲からなくなる仕事の現状を、将来を俯瞰してみてください。今を乗り越えれば、先が見えるのか、先の希望がないのであれば、廃業も一手でしょう。
しかし、従業員を考えると、廃業もままならない。これが経営者の悩みになります。
昨年暮れ、印刷業のM&Aのニュースが、入りました。東京は神田の軽印刷業、従業員10名未満、四国の印刷業の子会社としてM&Aに応じたそうです。
これも、選択肢の1つです。買収ではなく、緩やかなM&A。資金繰りが単独では厳しい中、資金の潤沢な会社から見れば、売り上げ増につながるM&Aという考え方です。
営業権の継承・その会社独自の技術の伝承による本体の体質改善。人材確保。などM&Aを実行する大きな会社にしては、メリットがある。
M&Aされる側としては、経営者の責任(従業員の雇用)が果たせ、事業の継承により顧客への新規提案も可能になる。そういう前向きで考えられる相手を探すのが、選択肢として最右翼かもしれません。中小印刷業としての生き残り策は、独自に採算が合えばいいが、価格競争も激しさを増す中、生産効率にも中小としては、限界があります。
もうひとつが、PODに特化した品種変更・追加です。バリアブルによる新印刷物の創造です。
大手での動きではなく、中堅・中小でできるレベルで考えるのです。
昨年もお話しました「名刺」を中核にしてください。地域の中で、従業員数の合計が1万人になると、年間5000件(100枚1件)は、名刺の需要があります。
この規模で750万の売り上げです。
この数字を基準に、計画を立てて見てください。
生産は、2名からで対応可能です。これが、新規事業の種です。
名刺は、消耗品で、リピート性が高い商品です。地域密着型で、生産することに、意味があります。そして顧客の増加=リピータという図式です。
PODの新規事業を提案するには、まず名刺で基盤を作るべきです。
名刺が軌道に乗せられないならば、先はありません。なぜなら、PODで儲ける仕組みの基礎は、名刺にありです。あらゆるバリアブル処理の基礎の仕組みであり、高度な処理も含みます。1件あたりの額は、微小です。利幅も数百円です。
一見、儲からない仕事の代名詞で、名刺を位置づける時代が続きましたが、アナログからデジタルへとあらゆる物が変化しました。名刺も変化したのです。
小型活版印刷で、1枚ずつ墨1色での製作
小型オフセットで、紙版・PS凸版で墨1色の製作
オフセットで、台紙作成+小型オフで追い刷り製作

PODの出現
PODでの追い刷り
PODでのカラーロゴ・写真
UVインクジェットによる特殊紙・金属・木片・フイルムなどでの名刺製作
と、デジタル機器による進化の過程を経て、空気と水以外への印刷が可能になりました。

それと、並行的に使えるソフトも、進化して電算写植向け、DTP向けと進み、インデザインの自動化により、エクセルから自動組版という世界が出現。オープンタイプのプロ仕様で、15000字が、フォントとして利用可能。
名刺屋が苦しんできた外字問題は、このプロバージョンフォントの出現で、外字の製作が、実感1/20に激減した。はしごたか・つちよし・渡辺の異体字など利用頻度の高い人名の異体字はフォントとして利用可能。
これら、機器・ソフト・フォントと整備され、名刺事業の生産効率は5倍に上がった。
1ライン4分で100枚=1時間15件という生産性を達成しています。
時間22500円の売り上げ。これが1日1ライン8時間で120件のレベル=18万の売り上げ。これが2名の運用での目標数値です。
年間2名で、残業なしで、2000万を超える1人当たりの生産額は、他の印刷仕事より優位であるといえます。
こうなると、名刺仕事=儲からない仕事の代名詞という言い方は、化石の言葉です。
時代は、名刺仕事を、安定的に儲かる仕事へと変化してしまったのです。
この常識を若い人はすんなり受け入れるであろうが、50以上の人には、信じられない変化です。印刷屋の常識の激変です。
これが、2012年当初のバリアブルを主力にPODを展開する印刷屋の常識なのです。この1ラインの運用を基にして、複数ライン&3交代での運用と、増やしていけばいいのです。

名刺の自動化にも、段階があります。
イラレでデータ入稿・作成→面付け→出力
WEB入稿→面付け→出力
エクセル入稿→自動組版→面付け→出力
WEB入稿→自動組版→面付け→出力
これらは、企業のレベルに合わせます。
紙の品種に合わせて、PODも一般的なもの、インクジェット式のもの、UVのインクジェットものなど、多彩です。
断裁機も、名刺専用もので、簡易にできるものもあります。
技術的には、オフセットとの組み合わせで、ロゴの刷り置き方式(オフセットインク+墨トナー)
POD単体完結方式(トナー式インク)
UVインクジェットによる即乾印刷(UVインク)
の3種の併用で、多種類の名刺の製作が可能になります。

町場の零細印刷所での活版での名刺作成から100年余り、手動写植機から80年、電算写植から40年、DTPで、20年程度。名刺の製作方法は、時代・時代に合わせて、早く・安くの代名詞として、おまけとして存在してきた。
このアナログ時代からデジタルへの機器の変遷は、底辺価格のためこれ以上の下落のない状態で推移。30年前から100枚1500円は、変わらない。
一時期1万円だった顔写真入り名刺が、1500円。
会社のカラーロゴ入り名刺5000円が、1500円。
DTPフォントの名刺3500円(文字のみ)が1500円
付加価値が付いて、当初価格は高額だが、下落して落ち着きが1500円
新しく出てきたものが、定着すると1500円、これの繰り返しです。
PODが定着し、カラー名刺が両面で1500円
そして、今はPODで使えない凹凸のある紙・フイルム・金属・木片などの素材への名刺の印刷がUVインクにより可能になりました。
今は高額ですが、量産体制ができれば、やはり1500円へと下落です。
この新技法は、今後も創作されるはず。
一方、企業名刺の製作は、CIに伴う規格に基づき自動化が図れる。
WEBによる発注行為から、サーバーでの自動組版。出来上がりのPDFを印刷センターに送れば、翌日には、手元に届く。
こんな仕組みも、最初に考案されて、10年以上経ちます。
DBMAGICによるシステムが、800万。これを使った山口の名刺専門業者。
当時は、高いと思うか、それとも他社がやっていない方式で顧客の獲得に動いたほうが得策なのか、リスクがあったがそれを選択。その後の拡大への礎になっている。
が、そのシステムは、他社が採用したという情報なしです。
インターネットの進化は、ASPとして同一システムを、他社とシエァして安い運用費で運用するやり方が、開発され、クレオ社・アジェンダ社などはがきと名刺として、ASPで提供されている。これも採算が合えば、導入もいいだろう。
ASPであるが故の自由度は少ない。紙種・レイアウト・使用フォントなどの制約を吟味してインターネットユーザの獲得も手としてはある。
企業からの受注となると、このASPは、個人情報保護の面で、責任が取れないことから不採用。やはりエクセル入稿→自動組版・自動面付けによる仕組みにより、名刺の生産を組み立てたほうが、安全となる。Pマークはもちろん、しっかりとした個人情報保護規定により運用されている業者との連携が、安全・安心となる。
ここら辺が、名刺を企業として発注する場合の選択肢の大きな要素といえるでしょう。
時代は変わりました。個人情報保護が、厳格に運用するのが、プロの領域です。それが、常識という業者としての世界です。発注側も当然考慮される項目です。
単に安かろうという名刺には、大企業は、乗りません。乗れません。当然数百人の中堅企業レベルも同じです。
フルデジタルで名刺の製作が、普通になったと感じます。
紙の選択、裏のデザイン等企業のこだわりで、バラエティに富んでいます。企業イメージを大事にする企業かどうかもわかります。
たかが名刺ですが、日々仕事でみる名刺ですが、明らかに差異があります。経営者がこだわり、自社の企業イメージを大事にする。この差異は、紙質の選定・書体・レイアウトと、細部にわたる。されど名刺の世界です。
こういう企業とは、長いお付き合いをしたい。またこういう企業顧客を増やすことが、名刺の事業としてのキモです。

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2011年12月25日

●297号  一般会社のバリアブル 10

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中小印刷業のための、オンリーワン戦略考 (2011/12/26)
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●297号  一般会社のバリアブル 10
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写真画像処理の変遷を、見てみましょう。
PCの進化が、写真画像の取り扱いも進化させています。一部のプロの手腕に任せていた写真加工の技術が、フォトショップのソフトの操作に変わりました。最新版では、背景の電線を消すなんて、できてしまう。
写真の明るさ変更・WEB用への解像度変更・トリミングなどを施してインデザインに貼り付けです。見た目がかなり違ってきます。
この技術は、ぜひ身につけてください。一生の宝です。デジタル社会になり、アナログカメラが、骨董品へとなるのではと思います。印画紙の売り上げ・写真フィルムなど、感材が、最盛期の1/3まで激減。写真業界の再編が起きてしまった。カメラの業界もデジタル化をひた走り。CCDが20万画素から始まり、50万・100万はすぐ。2・3百万画素そして、500万画素。2011年では、1400万画素・20倍ズーム付で1.5万円程度です。
2000年当時、20万画素で5.8万円でした。
それに加えて、スマホのデジカメ機能です。ケイタイにカメラがついています。
写真メール=写メが始まり、ブログへの掲載と広まり、写真=デジカメデータ=JPEGという関係が定着した。1800年代に国内に入ってきたカメラは、その時代の瞬間を写真として100年以上、1990年代にアナログ写真の全盛期。PCの進化と併走するデジタルカメラが普及することで、写真の概念が変わりました。PCのHDに大量に保管するのが、写真です。国内は、アルバムに貼るものが写真というイメージでした。

最近の結婚式では、誰もがデジカメを持って撮影。スマホでも撮影。談笑というより、撮影大会といったところです。結婚式全員がカメラマン? アナログカメラは、プロを含めて誰もいない。3時間の間、着せ替え2回計3着のドレスの撮影大会です。食事をするより、カメラを持って取り捲りで時間が過ぎてしまった印象が強い。
カメラのデジタル化がもたらした社会の変化は、なぜか、変な感じがする。一億総カメラマンという様相は、確かに異様だが、それも慣れれば普通になる。そんな感覚が、時代の変化として受け入れないと、次の変化に対応できない。
会社のHP・社内報など、撮影の機会は、多い。ぜひ、デジカメによる時代を味方につけていろいろな面に活用してください。
特にお勧めは、人物の写真です。その人が持つ魅力をどう引き出すか。社員証・名刺に使われているいわゆる顔写真ですが、どれも大半は、映画などでみる犯罪者の写真と代わりがない。正面のブスッとした写真が、名刺に張られていても魅力がない。仕方無しに写っているのがありありです。これに着目してください。どう撮ればいいのか、プロのこだわりで、考えてください。人の魅力は、笑顔です。品のある笑顔です。正面ではなく斜めからのポートレイトが名刺にあいます。右がいいのか左なのか、各自の好みによる。これが、キモです。笑顔の斜めからの撮影を写真にしてください。名刺の写真を魅力あるものにする最高の妙薬なのです。名刺に、笑顔という価値を入れてください。これが、ビジネス上の素敵な仕事への前哨戦です。名刺、たかが名刺、されど、使い方によれば、それは、ビジネス支援の強力な武器となることは、間違いありません。
補正されていない正面写真の名刺・誰も笑顔でない・恐怖が見える顔・こわばった顔では、誰もマイナスの評価しかできない。
それと、社員名簿の写真データも、毎年撮影するぐらいのことをやってもいい。3・4年前の写真と、現在の写真(この間に20Kgの幸せ太り)とは、あまりにも変わっている。デジカメで撮ったものを、どんどん更新すれば、名簿としての価値も上がると考える。

最近のフォトショップは、透明化・背景除去など、一昔前では、できいなかったことができるようになっている。切り抜きも使ってみるとすばらしい。
ぜひ、最新の技術を手に入れ、デジカメによる画像撮影と、フォトショップによる画像処理のやり方を学習したほうがいい。
これも、印刷のデジタル処理の画像系の最高峰のソフトです。
覚えておいて損は絶対にないソフトです。
イラレ・インデザインと組み合わせて利用することで、デジタル処理のたかみからの見方ができる。そして、自動化・バリアブル処理への道しるべが見えてくるはず。

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2011年12月18日

●296号  一般会社のバリアブル 9

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中小印刷業のための、オンリーワン戦略考 (2011/12/19)
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●296号  一般会社のバリアブル 9
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営業支援関連印刷物から、名刺を、考察してみよう。
会社のCIがかかった名刺の製作は、文字サイズ・位置・ロゴなど細かな規定が入っている。
そして、このCI規定書に基づき組み版の自動化が図られる。
ロゴマークを特色でやりたい場合
1、オフセットで特色版を印刷する→PODで他を追い刷り。
2、PODでロゴマークも印刷する。
となるが、
流れのひとつとしては、

1、 エクセルで製作データを、人事データからコピペで作成
2、 メール添付で、印刷所に入稿
3、 入稿したデータは、製作システムに入れると、4分で1件ができてしまいます。
4、 梱包・発送により、翌日・翌々日には、手に入る。

エクセルでの入力・イラレでの入稿と、バリエーションは多い。
まだアナログ式で名刺の作成をしている新橋の「活版小僧」。1枚1枚の作成です。
凸版(PS版)で氏名・電話・FAX・肩書きを可変にして先のオフセットで作成した台紙に追刷りするやり方で、大手の企業からの受注を受けていた名刺の専業者もいました。
これが、インターネット利用の仕組みが完成すると、元データの作成は、DBに用意され、社員番号入力で、DBからで前に作ったでーたが、呼び出され、修正できる。そして発注すると、2日後には、指定場所まで配送される。
そんな仕組みも、大手企業で採用され、印刷会社での名刺の生産の一つのやり方として定着している。(イレギュラーな組版はできないのが、難点)
元データがエクセルで供給され、校正が入ると、細かな指定・規約にない指定が、ぼこぼこ入る。上記型にはまったことしかできないことに比べ、レイアウトの自由度は、格段の差がある。
「アスクル」のカタログに記載されている、名刺は、「○風」が一手に引き受け、封筒とあわせて年20億の売り上げを超えたとうわさが流れてきている。
これこそ、「たかが名刺・されど名刺」なのです。解体寸前までいっていた名刺作成部門が、社長のトップ営業で、「アスクル」に食い込むことができたようです。先の業者が、「めんどくさくて儲からない」として丁度撤退の意向を表明したタイミングで、トップ営業。即決定が降り、名刺部門の復活と、拡大。そして場所を、移動して専用ラインの設備を新設。20億の売り上げになった。こんな成功物語が話されている。
「アオキコーポレーション」も「○風」も「名刺」が儲かる事業とは、当初考えていなかったと聞きます。ユーザのニーズに合わせて営業していただけと、謙遜が入るが、実は、それなりの名刺に対するこだわりと、熱意がないと、そうはなっていないというのが、本当だと考える。
なぜなら、「名刺」など印刷ではない、本作りに組した印刷業の中小企業は、売り上げ数億程度で、10年以上低減傾向の中で、生きている。利益がなくなり、人件費も少なくすることもできず、未来が見えない状態が続く。その企業のトップの考え方です。
その企業のこだわりだから、名刺という選択肢はなかったが、フルデジタル+ネットの時代となると、名刺が、最高の商材になりました。
1、 消耗品であること。企業ではなくてはならない必需品である。
2、 額が小さいから、面倒と専業を、馬鹿にされる。(実は、名刺がPODの主力であるとは知らない。)
3、 粗利益率が高い。(1ライン4分で1500円の稼ぎ:日100件で15万、月300万これを、製作作業は3人力で運用できる)
4、 月100万の売り上げに対して、経費・仕入れを入れても、20万はかからない。
人件費月40万としても、粗利益80%が達成できる。
印刷系で、商印でのカタログ1000P・5万部の売り上げは、2億になるが、携わる人員は、150人、8ヶ月の仕事となると、紙代、1億超え、経費数千万、と額は大きいが、輪転仕事の大仕掛けで、資金の回転率が悪すぎる。リスクの大きい仕事です。逆に名刺の資金回転率は、年12回以上リスクは少ない。ちりも積もれば山になる見本のような仕事です。

年間に、1000件以上発生するのであれば、CIによるロゴは、オフセットで刷っておき、オンデマンドで名刺を作成しますと、指定ロゴカラー対応の名刺の吉野家システム(早い・安い・うまい)が完成です。

1日に5件以下であれば、社内で処理するのも手です。

70万ぐらいする名刺専用システムがプリンター込みで販売されています。私は、先に説明した10種の神器により簡易に名刺が製作できます。新規には、10万台・20万台・30万台の名刺カッターの導入です。
1件処理6分で完了。仕組みさえできてしまえば、氏名・肩書き・電話番号・E−MAILのデータを変えてやれば、すぐできてしまいます。モノクロのプリンターをお持ちならば、追加予算30万で名刺システムができてしまいます。

PODの現場では、会社からの名刺のEPSを支給され、それに基づき名刺を作成することが、多い。社員数もすくなく名刺を作るのも、社内ではめんどう。プロに任せようとして考えるのだろう。そんな仕事が中名刺業者のメインなのです。
はっきり言って、PODの主力は、名刺です。
筆頭は、「アオキコーポレーション」です。グループ化を推進していて1800社から名刺の作成を依頼されている。売り上げは、45億程度らしい。
100枚1500円が、月25,000件で、達成できる金額。
1日1000件平均で達成できる数値です。
この量が、国内最大手名刺専門業者の売り上げです。
ところが、名刺カッター「○○○子」で市場を取っている統計だと、印刷業へ3割、7割は企業がお買い上げだそうです。
つまり、印刷業以外の会社がこの名刺カッターを利用して、名刺を生産している。
そんな会社が、相当数存在するということです。30万から70万する代物ですから、それに見合う成果が出なければ買わないだろう。断裁機を持たない会社では、必須です。
逆に、断裁機を持っている会社は、この機械をどう評価しているのだろうか。
ある会社だが、紙を選ぶ、(平滑度があるものは、滑ってずれる)微妙に大きさが違う、曲がってしまうことがある。と評価が低い。
100枚断裁すると、すべてがきれいにそろって、美しい。しかし名刺カッターでいくら注意しても、1枚ごとの大きさが完全にそろうことはない。ゆえに「商品でない」という評価になってしまう。絶対に受け入れられないという。
そんな企業は、少ないと思うが、断裁品質に関して「誇り」を持っている企業には、受け入れられない品質だということです。
これが、プロの視点からの見方ですが、単に名刺を会社名・氏名・連絡先を書いたカードと見るか、それとも名刺へのこだわりがある会社だから、仕事もそれなりにやってもらえると思っていただけるようにするのかの分かれ目です。

たかが名刺。されど名刺
けだし名言です。
30年前に初めて聞いた。印刷業者数人が、名刺代わりの仕事=額の少ない仕事として定着してきたが、2012年になろうとしている今。
PODによるフルデジタル処理+ASPにより、PODを支える重要なビジネスです。
これが、オンリーワン戦略の「核」です。


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2011年12月11日

●295号  一般会社のバリアブル 8

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中小印刷業のための、オンリーワン戦略考 (2011/12/12)
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●295号  一般会社のバリアブル 8
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2 社内業務の適応と、アウトソーシングの見極め
電子計算機の進化は、印刷を技術革新させた。 アナログ機器が、デジタル機器へと変身している。活版を捨てさせ、電算写植機を捨てさせ、いまや、オフセット印刷機を捨てさせようとしています。すでに軽オフの世界は、PODにより、廃棄処分されている。
この時代の変化・革新は、一般企業の中に、コピー・プリンター・FAXという事務機が、複合化され、ネットワークの中で多目的に使われている。オプションで、中綴じ・ホチキス・無線とじなどつければ、プロ用のPODと変わらなくなる。
総務課の立場で考えた場合、社内のデジタルコンテンツとしての各種データが、蓄積してきているかと思います。開発・工場・営業という流れで商材を見た場合、商品の誕生から消滅(生産中止品)までの宣伝・広告などの、マーケッティング業務には、印刷物が、付き物です。
しかし、今までと違い、「マスメディア」としての印刷は、効果なくなってきています。
旅行会社のチラシ1万枚で1件の受注という統計があります。これもひどい話です。
いかにチラシが蔓延して効果がなくなっているのも事実です。そして旅行業法に縛られたなかでのチラシの製作も限られたエリアと掲載項目のしばりから、文字が小さく見にくいチラシしかできないのが、現状です。
一般企業においても、業界の縛り、コンプライアンスが当たり前のように叫ばれる昨今です。
アマゾンを筆頭に、ネット通販という新時代の販売方法が普及し、着実に伸びています。一般企業でも、実店舗販売+ネット通販・TV通販での販売チャネルは、必須です。
2011年12月この通販業者が一番元気がいい。右肩上がり業界です。
企業の広告宣伝は、商業印刷ということになりますが、この世界もデジタル技術が、社会を変えています。MACDTPが一時期席巻していた世界です。
デザイナーは、Quark+イラストレータ+フォトショップと、3種の神器を使いこなし、ポスター・カタログ・冊子と製作してきています。彼らの独壇場だった世界がありました。しかし、今に至っては、デジタル印刷機が、企業に入り込みました。大量に製作するから、プリプレス費・デザイン費は、吸収できていたのですが、作る部数が少なくなると、デザイナーへの支払い額は、そんなに出せません。
最盛期の1/5までデザインナー費用は、下がっていると思います。
印刷業界全体が、疲弊しています。元気がありません。仕事がないのです。いや、いままでが在りすぎたと見るべきです。印刷業の人員比率はアメリカの倍以上だそうです。つまりアメリカ並みのバランスで考えれば、業者の数は1/2になっても普通なのです。
この話も2010年になるとより過激に変化しています。「1万社を割った形でしか印刷業は残らない。」と明言する評論家も出てきました。業者の数から言えば廃業・倒産する印刷業は、零細企業です。10名以下の陣容でビジネスが、今まではできたのでしょう。デジタル化の進化は、零細企業の分野であったチラシの世界を変えています。マスメディアの時代は、終焉を向かえ、単一商品の大量販売は、もうありません、
新聞の折込が激減する中、大手XX不動産は、2色のリソグラフで、チラシを作っています。A4のチラシ そのほうが目立つのです。明らかに企業内での仕業です。これだけで、2・3社つぶれたのではないでしょうか。毎週毎週数千枚単位での数十種類作っていたチラシが、企業内に入ってしまいました。2色にしても安いのです。A3、2000枚程度(A4 4000枚)は、1枚の孔版ですみます。
かように以前は近くの印刷屋に頼んでいた仕事が、簡易な印刷機の登場により、旧来の技術を駆逐します。時代の流れです。止まっていては、他社が追い抜いていきます。この場合、お客様に追い抜かれたことになります。
とにかく、さびしい思いをします。やりきれないノスタルジックな感情になりますが、冷静に見ましょう。
人類の歴史は進化の歴史です。自然環境に適合したものだけが、この世での生を受け、もがき苦しみ、次世代へと自分自身も進化させなくてはならない。
自分はなぜ生きるのか、どう生きたらいいのか。その答のひとつが、「人類の進化に貢献する」です。ではこの進化とは、人類の生存と隆盛だけでいいのだろうかという、大きな問題も含めて、企業の存続意義を考えるとき、企業=生物とすると、弱肉強食の自然界の活動そのものになります。経済活動という行動が、今の環境問題を引き起こしたのも、ここ200年間の動きです。石油による人類貢献は、便利さを提供した代わりに、温暖化という人類が引き起こした地球へのダメージです。
小学校のとき、空気の成分は窒素が78%、酸素20.9%、二酸化炭素0.034%と学習した。「大気の成分は、変らないよ」ということが常識で、覚えています。それが、人間の仕業として、燃やし続けるから、大気の成分比が変った。これは大きなことです。
人口も爆発しています。40年前の小学生の時代は30億人としていたのが、いまや65億人です。2050年には100億人という予測されています。
今求められるのは、人類全体で、自然と調和した穏やかな進化ではないでしょうか。これと呼応して、経済活動もそれなりに方向転換しなければなりません。いまや、企業活動は、単なる経済活動で何をやってもいいと言う時代から、社会への影響・環境への負荷を考慮した経済活動という常識が加わります。このことを無視した企業は、「悪」になります。
一方印刷業を見ますと、勝ち負けがはっきりしています。社会のニーズに貪欲に変化させる企業は、結局勝ち組なのです。革新を止めた企業は、終わりです。
残念ながらどんどん仕事がなくなります。
また、生き残る印刷業は、当然必要と思われるから残っていると考えるべきです。
では、ユーザーになぜ必要と思われるのでしょうか考えてみてください。便利だから、早いから、安いからと、吉野家の牛丼と同じ答えです。そうなのです。小部数の印刷になり、品質を保って、に早く作るか、安く作るかここを求められているのです。
このニーズに答えるためには、作業・処理ができる人材がいるかと言うことになります。具体的にいいましょう。
データ処理のカラクリ作りの楽しさ。ソフトのバージョンアップで、できなかたことができるようになる驚き。たぶんだれもやっていないカラクリを考案できた喜び。そんなものが、この30年頻繁に発生。その度にリセットです。常識を取り替えないと、使えるツールがどんどん変わるし、増える。
印刷系の情報処理屋は、次のソフトを使いこなさないと、見えてきません。
DTP系:インデザイン・イラストレータ・フォトショップ
データ処理系:エクセル・アクセス・秀丸(テキストエディター)
PDF系:アクロバット・QI+・QBOX
バリアブル処理系:スパイシーリブラ
これらのソフトは、WINDOWSでのソフト。MACは、使っていないので何が使えるかわからないが、同類のものはあるでしょう。使ったことがないことので評価はできません。
そのため、DTPのプロは、輩出されても、データ処理系の人材は、ごく少数。
この10種のソフトを使いこなせれば、2011年12月時点でのバリアブル処理の自動化の最先端と考えます。
総務の印刷仕事の多くは、DTP仕事。バリアブルでの作業は少ないが、自動化が可能なのに、やり方が見つけられないと、延々と手作業をする羽目になる。ところが、作業している人は、それが仕事と考えて黙々とこなす。しかしそれよりもうまい方法(省力・省時間)があることを、伝えたいが、本人には、迷惑なこと。「10日の仕事で、済んでいるのにわからないことをして3日で済んでしまうと、あと7日どうするの」となる。
だれも文句を言わないから10日仕事でいい。やり方も慣れているので、これ以上のことはないとなる。当然、管理者は、気が付かない。
ゆえに、オンデマンド機を保有していても、使いたおしていない。これが、私が経験した社内の実情。大手でも同じです。ある業務をこなすのに導入したけれど、空き時間が、9割では、遊んでいるとしかいえません。
まだ、オンデマンド機をコピーのお化けとして使うだけでは、社内の事務合理化にはなりません。上記10種のソフトを使える人がいると、従来外注で投げていた仕事が、簡易に社内でできます。早く・安くとなります。
そして、社内の基幹業務の支援体制として、印刷物の製作を、コントロールすることによりワンソース・マルチユースを実現できます。商流としての、開発・試作・マーケッティング・販売・顧客管理など、多義にわたる活用を図ることができます。
そのためには、人材の育成が重要課題になります。
総務畑の人材の中に、印刷DTPに強い人材がいることが会社の宝になります。
各部署からの色々な印刷ニーズは、小ロットは、社内で対応。大ロットになると外部に発注して会社全体の印刷経費の削減に寄与できます。
そして重要なことは、マーケティング・開発・販売と社内の商流と情報の流れ・加工がわかると、社内の業務改革・革新の先鋒になりえることです。
印刷業から見て、まだまだ改善の余地があるのに、部門間の隔たり・無理・無駄・無知の重なりで、他社の同様な仕組みと比べると遅れていることが、わからないのです。

エクセルの支給データをみるとわかることもあります。明らかに企画・計画・マーケティングで作成したデータを、加工してバリアブル用データまで作成しています。
この加工ができる人は、その会社の宝です。次世代の社長を補佐する人材です。
新時代の頼もしい人材です。
デジタル印刷に強い人材は、印刷業の中にも枯渇しています。DTPは分かるが、データ処理ができない人がほとんでです。企業では、逆にデータ処理は強いが、DTPはちょっとという状況です。このデータ処理とDTPの領域が良く分かる人材があまりいないのです。そのため、バリアブル処理と聞くと難しいことをやるような、煙に巻く人が多いのですが、デジタル処理になり、すべて説明が付かないと処理できません。
いい加減なデータ処理、いいかげんなDTP処理では、求めるものはできなくなってしまいました。競争相手の企業よりいい加減なことでは、ユーザからの信頼は勝ち得ません。
デジタル印刷の世界は、すべて理詰めです。入力データをきちんと作らなければ、きちんとしたDTP処理がなされません。ここも、デジタルであるが故のごまかしの効かないところです。
逆につぼにはまれば、秒速での処理が可能となります。
4分で名刺100枚が出来上がります。きちんとした名刺が。賞状なども、中の文言の取替えによる文字配列の自動変更は、DTPがやる分野です。課程名称・人名の長さによりバランスが悪くなるような代物は、「よろこんで!」と居酒屋庄屋の店員に言われるようなのりで答えることができます。
自動化のカラクリ作りは、まことに面白いものです。
一般会社のデータ処理が分かった人材と、印刷業のバリアブルのプロが、コラボできると、確実にお互いWIN-WINの関係が築けます。お互いに、存在意義のある関係になります。今からの企業関係だと思います。

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2011年12月05日

●294号  一般会社のバリアブル 7

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中小印刷業のための、オンリーワン戦略考 (2011/12/5)
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●294号  一般会社のバリアブル 7
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1.なにがバリアブル印刷なのか、考えてみよう。
 賞状などは、金箔付用紙を購入して、オフセット文言・署名・印章で、固定部分印刷した後、筆耕業者に名前の部分の追い書きを筆で行っていました。
PODの進化に伴い、この賞状の一部が、バリアブルで処理できるようになりました。
プロの現場で有名なのが、大学の学位認定証です。大手印刷業が、専用の筆文字を開発して、バリアブル印刷で対応しています。筆文字(行書)も、市販されているだけで、10種は開発されています。賞状に合う書体が選べます。
一度に1万人が巣立つ大学レベルになると、量が半端ではありません。時間との勝負になります。多くに大学で採用され、2月・3月は、徹夜の連続で、数十の学位認定証が、作られています。プロの世界も、筆書きの世界から、バリアブル印刷へと変っています。

このバリアブル印刷に、果敢に挑戦する先駆者(好奇心旺盛な人)が、社内にいると思います。紙厚・紙質の開発もあって、会社の総務が、パソコンを使って賞状を作れる時代になっています。筆文字フォントが使えるようになったことと、年賀状ソフトの延長線で賞状が出来てしまいます。数十人への、賞状レベルでは、十分でしょう。
先駆者は、パソコン・デザインのオタクです。趣味は、パソコン・イラストを描いています。こんな人ネットでごろごろいます。つまり社内にいるのです。隠れオタクがいるのです。
名札・席札など、氏名だけを大きく紙に出して利用するものは、簡単に済ませば終わりですが、そこにこだわりが入ると、奥深い世界に入ります。
印章・印刷業が、文字の配列で美しいと思っている氏名の表記バランス。そこに、こだわりがあります。大きさ、書体、全体のバランス。この組み合わせは、無限です。
限られた面積の中で、書体・大きさ・バランスで落ち着き・安定・読みやすさなどを、考慮しての氏名の表記は、違和感のない美しいものです。
印刷で美しく作成できる。これを支える フォント(文字)は、DTPとしてのインデザインです。図形は、イラストレータ。写真は、フォトショップ。これが、DTPの3種の神器です。
プロ・デザイナーは、MACを使っています。会社のDTPは、WINDOWSです。
アドビ社のソフトは、DTPとしては、MACでの使用が常識ですが、
会社のWINDOWS対応の3種の神器も、MAC版と等価の性能を有しています
それゆえ、WINDOWSでプロのバリアブルソフトを運用する環境は、整いました。
特にバリアブル処理の世界には、エクセルが必須です。大型機のデータをSJISのデータにする(システム部の仕事です)。流れにはCSVそしてエクセルに取り込むのが、主流です。
大型機のデータから、コンバートされたデータによりで名簿を作る場合、外字という問題が出てきます。大型機の外字は、SJISの世界では、文字化けします。
2011年の暮れの今、年賀状で使う書体はSTDで9500字、PROで18000字を有しています。 できるならPROバージョンを使いたいものです。多くの異体字(同一の文字観念を有する複数の字体)がインデザインの字体選定で確認できます。常用漢字でなく、人名に使われる「はしごたか」高・「つちよし」吉を代表として、表で確認できます。そして国字として渡辺のなべが10種以上登録されています。


この違いわかりますか。名簿を扱うと必ずでてくる文字です。
DTPの世界では、扱えなくては、なりませんが、ワードでは、2007以降のオープンタイプに対応すればできるようになりますが、会社の総務系の世界では、混乱が生じます。
これも、会社全体としてどう扱うかが問題になります。特に大型機で人の名前を管理するそれも漢字でとなると、システム部門は、問題を抱えつつも、折り合いをつけていると、言っていいと思います。
大型機 ≠ SJIS ≠  UNICODE(オープンタイプ)
JISの文字集合だけが等しくて、それ以外の部分は等しくありません。そのため、データの取り扱いは、基幹業務で行う場合は、慎重をきたします。
逆に言いますと、ようやくWINDOWSでオープンタイプのプロモードの文字が扱えることは、JISの第3水準・第4水準を含んだ漢字の外字を相当クリアーできるということになりますが、データ管理の歴史から言えば、昭和50年代に入ってからしか大型機のデータ管理は始まっていませんので、30年程度の歴史があります。そのデータを、扱うとなると、大型機のシステムのデータとの相互変換と言う厄介な問題にもなります。
大型機では、EBCDICコードで漢字データを扱いますが、JISとの変換が可能なのが、6500字相当です。OPTのSTDと相互変換はJIS1・2水準でできますが、PROバージョンは、不可能です。UNICODEとEBCDICの非互換性は、今後の企業としてのデータ・データベースの取り扱いと深くかかわります。
この問題の解決策は、個人情報保護とあいまって、各企業のコンプライアンスと、大型機・パソコンとの互換性。外字の取り扱い規則など、人の名前だけでも、各社まちまちです。
企業規模と姿勢そして、基幹ビジネスにおける名前データの役割・価値により取り扱い方は、千差万別です。これも、グレーゾーンとして存在しますが、わかっている人は、対応が複雑怪奇なので、明確な方針すら出せません。
特に合併などで大型機が2台以上で運用されている企業の外字問題は、どうしようもありません。
仮にA社としましょう。 A−1事業部で顧客管理用として使っている大型機は、既に30年を経過し、過去の蓄積も大量にある。合併に伴いA−2事業部も、顧客管理用として大型機を入れている。しかし外字のコードが違う。
そうなのです。大型機のJIS以外の文字に関するルールは78JIS設定時点で、捨てています。印刷業が声高く「少ない」と発言しても、事務機械工業会の圧力、「漢字の量が多いと漢字ROMが多くいることになりコストがかかる」という今では、なにそれというレベルの問題ですが、当時は大変です。
パソコンが16ビットPC98VM20という機種で、本体60万です。ワープロの各社からの発売が、10数社でる前の状態です。
今では骨董品の「オアシス」「書院」「ルポ」など20年前のことですが、この事務工業会によりJIS化が、第1水準3000字、第2水準3500字と6500字余りで78JISは妥協したのです。
このことにより、事務機械工業会は、活況を呈したのですが、一方まいったのは、新聞・印刷業界です。凸版印刷・大日本印刷は、自社のフォント開発を終え、文字をどんどん作っている段階です。1985年は、パソコン・ワープロの揺籃期から普及期に入り、年100万台の生産になったと右肩上がりを示した時期です。
この時期大手印刷会社では、文字が足りないと言うことで、どんどん外字を独自の基準で作りました。約8万字です。20年前に聞いた数字です。JISでは、6500字です。
それだけ、文字に関してのこだわりを持った産業はというと、印刷業界なのです。
その後のパソコンの発展は、83JIS、90JIS、97JISと改定がなされ、JIS第3水準、第4水準と増え、約18000字がJIS化の対象になっています。
ただし、ユニコードを採用したオープンタイプの世界の話です。WINDOWS2000以上、MACのOSX以上で、あれば内部処理は、ユニコードです。MACのOSX以上であれば同じです。OS9は、SJISの世界です。オープンタイプは扱えません。
ここらへんは、MACをOSXで扱う人と、一昔前のOS9で止まっている人のギャップです。WINDOWSとMACOSXのグループと、MACOS9とは違うのです。
ここも、企業が社内全体のデータ管理と言う視点で見た場合、各部署の歴史を引きずっていることをわかってやらないと部門間のけんかになります。
同じ人を扱うのに、機械が違うと、JIS以外の文字は保障外です。これが大原則です。
名前が違って表示されます。当たり前です。

この問題を解決する手段として、顧客番号のユニークなことを利用して、部門間の整合性を図る必要があります。数十万人の顧客データを扱っている部署にとっては、データが命です。DMを打って、集客できれば、1日で数億の売上になります。通販会社などはそうです。このような体制では、顧客管理により日々発生する追加削除の顧客管理の基本情報顧客コードと氏名に関しては、全社共通で変更できる仕組みが必要です。如何にコストをかけずに、最新のデータにする仕組みが必要なのです。
EBCDICコードの外字を、UNICODEの外字領域に振り直して統一管理することを、お勧めします。SJISの外字領域は、捨てましょう。
その場しのぎのSJISでの対応は、間違いです。WINDOWS・MACとも、オープンタイプが、スタンダードです。2010年代は、SJISからUNICODEへの変換の過渡期です。データベースの主力は、UNICODEに移り、MS明朝もPROモードでの対応を利用されています。名刺用データとしてこのMS明朝のSJIS拡大領域の文字が多く使われています。
UNICODEでの文字の利用+不足分はUNICODE外字領域で対応というのが、21世紀の外字問題に対する解答です。JIS制定以降の外字問題に関しての落ち着き先が、これです。
手動写植でバラ出し、のりで外字部分の張り込み。
電算写植での外字作成ソフトでの対応。
イラレの文字アウトライン化そして分解・合成での図形作成・それをDTPにデジタル張り込み。
これが、JISコード+日本語ワープロ以来の歴史です。
これがオープンタイプとUNICODEの創設と普及によりDTPの標準として定着しました。そして外字問題への対応がはっきりしたのです。
積年の課題へのベストチョイスだと思います。


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2011年11月29日

●293号  一般会社のバリアブル 6

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中小印刷業のための、オンリーワン戦略考 (2011/11/28)
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●293号  一般会社のバリアブル 6
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週刊誌と同じような本の作り方が、PODのオプションで、設備できます。
中綴じの本のことです。表紙をセットする。本紙をセットして、印刷して製本して、出てくる。これらの工程は、PODを活用している印刷業であれば、当たり前のこととどうレベルを、総務に要求が入る。
分かる人がいれば、即できるのだが、ちょっとしたことで外注になってしまう。しかし、社内には、オンデマンド印刷ができる機械がある。これは避けたいことです。
これに対処するには、DTP技術に磨きをかけ、インデザイン・イラストレータ・フォトショップという定番ソフトを、使える「会社の人」も増やすことも必要な策です。
社内報を作り、チラシ、カタログと社内印刷データの製作部が必要になっている会社様もおいでになります。ちょっとしたチラシ、ワードで作るより、本格的なDTPできちんと作りたい。そんなニーズで、印刷業専門で開いたDTP教室が、印刷業以外の人たちの比率が増えています。
この現象は、大会社で発生する多種雑多なDTPを伴うものに関して、プロである印刷業に頼む部分が激減していくことに気付くべきです。
簡単な名札ひとつとっても、新入社員用に、100枚作らなければ、どうする。名簿データからワードの差し込み印刷で名札の印刷をする。
しかし、できはいまいち。そうです。フォントのこだわりなく、配置のこだわりなく、ただ真ん中に氏名がボテッとはいている名札。
それに引き換え、印刷屋にたのむと、それなりのバランスと文字大きさを考慮したものに仕上がる。これは、従来の印刷業のこだわりのひとつである氏名の字取という歴史がそうさせるものなのです。
漢字圏で、中国・韓国は、3文字が主力の民族。中国・韓国は、姓名が3字が多く、それを均等に配置するのが、習慣のようである。
それに引き換え、わが日本においては、苗字としての家の歴史が、氏族の流れと、明治の戸籍登録時の苗字は、1・2・3・4字苗字と、名が、1・2・3・4字とバラエティーに富んでいる。それゆえに、活版での5字取、7字取、電算写植での5字取、7字取と、大方は4種の字取のもとに、名刺・名札が出来ていると考えるものなのです。
この字取も、5字取・7字取という活版での配置が定着し、多くの名刺の利用されてきました。その後電算写植での配置と進化し、全角空きの配置ではなく、半角・1/3・1/4・1/6の空きを駆使して、姓名の配置へのバランスというデザイナーの工夫が名刺への適用により新鮮味を与え、電算写植・手動写植での5・7字取の標準として、定着してきた。2011年の現在、名刺用ですが、姓・名の組み合わせで、4字取・5字取・6字・7字・8字と細かく分けて配置したほうが、きれいな配置・バランスの良い配置になるとして、名刺での字取の世界の革新を起こしています。
1−1の配置と3-3の配置が同じ幅ではおかしいと考える人たちの字取りへの新風です。DTPでCIで規定された文字配置を、具現化してみると、確かにバランスがいい。
それをスパイシーリブラにテーブルを作りセットして、運用してみると確かに名刺上のバランスは、すばらしい。21世紀の名刺の姓名のバランスの標準になるでしょう。
しかし、そんなことにこだわるのは、一部の印刷屋とデザイナーだけかもしれません。日々、名刺の生産をしている小生にとっては、気になる動向です。
一般の人は、だれもこだわっていません。言われないとそのこだわりは判明しません。ちなみに、映画の終わりに出てくる出演者・スタッフ・協賛企業などの名前が、スクロールしながら、終わりになりますが、その名前の配列にも、歴史を感じます。
昔の映画の名前の配置は、活版のそれ。そして書体は、伝統的基本書体。それが、時代が進むごとに、バランスが変わり、書体が変わります。20年前ぐらいと現在では、微妙に変化しています。邦画の最後の出演者リストの画面をよーく見てください。映画製作当時の時代を感じます。その時代の製作者の最先端のデザインです。

かように、名札のバランスもこだわったほうが、多くの人に認められる(おかしいとは言われない)プロのレベルの仕事になります。
では、社内に発生するであろうバリアブルな印刷物の製作に関して、基礎から学習しましょう。
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編集雑記
もう来週は師走。年賀状も山を越え、平常状になりました。
去年より微減で推移しています。去年も作ったものが、またリピートできます。
ありがたいものです。固定客の存在のありがたさをしみじみ感じます。来年も変わりなく発注がくることを祈りながら、毎日製作する毎日です。

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